ゴー宣DOJO

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トッキー
2016.10.5 03:45皇統問題

男尊女卑は劣化しかもたらさない

今日も「朝まで生テレビ!」の感想と
「男尊女卑」に関して、
女性門弟の意見をご紹介します!


朝生はリアルタイムで視聴してましたが、
萩谷さんの竹田氏に対する気の利いた皮肉や、
三浦さんの「気持ち悪くて吐きそう」発言などが
光っていただけに、
水田氏の「タネハタケ論」が無様で哀れでした。

社会に出て、女性が活躍しようとすると、
多かれ少なかれ、必ず男尊女卑の
壁は感じると思います。
それは、分かりやすいカタチで現れるもの
ばかりではなく、なんとなくおかしい、
でもハッキリ出来ない。そのうちに、
なんとなく受け入れていると、
男性からの評価が上がったり、
スムーズに事が運んだりして、
「正しい」あるいは「良い」ものとして
消化されてしまう場合が多いのだと思います。

意志決定権のある役職には、まだまだ
男性が就いている割合が多いようですから、
そういった男性からの評価を得る事で、
自分の地位を固めていくと、ある意味、
優等生な女性ほど、自ら進んで男尊女卑を
受け入れていく面があるのではないでしょうか。
水田氏には、そんな女性像を感じました。

では、同じように社会の荒波(笑)のなかで
奮闘しているはずの、萩谷さんや三浦さんは
なぜ男系固執派にとりこまれないのか。
よしりん先生がブログで書いてらしたように、
水田氏のばあいは周りにいる男性に
恵まれなかった、という点も勿論ですが、
そういう男性に見切りをつける力を持っていない、
というのが決定的な違いではないかと思います。

ちょっと下世話な言い方ですが、
「この男に振られたら、もう男が出来ないかも」
と考えてしまう女性のパターンを想像して
いただければ分かりやすいかもしれません。
これも柔軟性の有無で差がつく問題のように
思えますし、社会的評価と自己評価を
きちんと判断出来なければ、容易く
「力のある男性勢力」に取り込まれてしまう
危険性があるという見本なのかもしれません。

男性が築いた権威や権力に「乗る」事で
評価を得るのは、言ってみればラクなんです。
男尊女卑をめぐって戦う必要がないですから。
水田氏や、稲田朋美のような名誉男性は、
「私は社会で評価を受けている!」という
甘い蜜のために失う女性の誇りが
何なのか分からない、というより、
持ってなかったのじゃないかという気がします。

女性が男尊女卑の波をかぶるのは、
社会に出て初めてというものではありません。
それこそ生まれた瞬間に
「次は男でよろしく」と言われたり、
同じように家事の手伝いをしても、
男の子は毎回大いに誉められるのに、
女の子はやって当たり前だったり、
父親の横暴を、非ではなくそういうものとして
受け入れるような母親に育てられたりしたら、
男尊女卑は男尊女卑ではなく、
世の中の仕組みとして
染み付いてしまうかもしれません。

男女が対にならなければ
子供が出来ないように、
男女が反目しあう社会では、
何事も健全にはたちいかないものだ
という思いが、ますます大きくなっていきます。


うまく世渡りをして
やっていこうとしているうちに、
すっかり魂を売り渡している、
その無様な姿は外からは丸見えなのに、
本人とその周囲は決して気づかない…
この構図は男にもよくあることで、
くだらん人間関係には見切りをつける
力が必要だとつくづく思います。

ただし女性の場合は、
社会に出る前に世の中の仕組みとして
染み付いてしまうこともあると思うと
数段、根は深いと感じます。

とにかく、おしべとめしべがなければ
タネはできないということすらわからない、
女性蔑視どころか女性無視の輩は、
世の中の劣化しかもたらさないのは
まちがいありません!

トッキー

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